気まぐれダイアリー

気まぐれ、戯れ、ギター、料理、植物・・・

光造形方式は…

色々試してみた結果…

ピック製作に適した3Dプリントと判明⁈

 

一度に1枚印刷しようが複数枚しようが、印刷時間が変わらない…

 

熱積層式のようにABSのアセトン処理、PLAやポリカの研磨などを行わなくても、ピック使用可能なキレイな仕上がり…

 

ただし、ノーマルレジンだと耐久性に問題あり…

ABSよりも確実に軟らかい…

試しにピックを作ってみたものの…

演奏スタイルにもよるが削れる度合が著しい!

この点さえ、クリア出来れば…

 

てなわけで、色々と調べてみた…

ノーマルレジン以外に、高耐久性のタフレジンが存在するのが判明…

 

早速、購入して試してみた…

色は淡い透明ブルー…

酷い悪臭の最初に買った透明イエロー色のノーマルレジンとは違い、ペパーミント混じりのキャンディーの様な匂い…

 

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印刷の仕上がり具合は…

久々に火焔土器でテスト…

 

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ピックも…

 

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ソーダガラスっぽい見た目…

てなわけで、スライドバー…

 

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極厚ピックもいい感じ…

 

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ピックを試奏してみた結果…

確かにノーマルレジンよりも耐久性はありそうだが…

ABSと同等程度のような感じ…

 

せめて、PLA並みの強度があれば良いんだけどねぇ…

 

他にも歯科用のハードレジンがあるようなので、折を見て試してみよう!

 

 

 

 

成功⁈

やっとピック9枚一度に印刷成功!

やっぱビルトプレートへの定着を優先して、面積を稼ぐブリムを設定したのが良かったのかもしれない…

 

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ピック形状も一定で、キレイ…

コレは成功でしょ?

 

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表面がベタつくんで、エタノールで洗った後、更に、UVライトを当てて、硬化させることに… 

 

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せめて、PLA並の硬さがあれば、良いんだけど…

やっぱ、このレジンじゃあ硬さは期待出来ないだろうねぇ(^_^;)

 

思った通りに…

例のELEGOO MARSの3Dプリンターに手こずる…

 

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一応、前もって、英語のマニュアルに目を通し、YouTubeでも手順を確認して、光造形用のスライサーでギターピックのデータを作成…

光造形式の仕組みはUVライトが当たったところだけ、レジンが硬化し積層が作られていく…

つまり、ギターピックなどの小さな印刷物であれば…

ビルトプレート一杯に載せても、印刷にかかる時間は変わらないということ⁈

(FDM方式は同時印刷物を増やせば増やすだけ、時間がかかる)

微細な物の同時生産には適しているかもしれない…

 

最初はプリンターのビルトプレートの設定でつまずく…

結構、シビアに調整する必要があるのか?

結局、ピックは影も形も印刷されなかった…

 

そこで、プリンターが正常に機能してるか?確認するために、チェスの駒みたいなテスト用データを印刷!

 

待つこと3時間…

ビルトプレートから剥がれなくて、1個は破損してしまったが…

中々キレイな出来上がり!

 

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OK…

機能には問題なし!

てなわけで…

再び、ピックの同時プリントに挑戦!

今回は、初期レイヤーのUV照射時間を120秒と長めに設定…

 

今度は、6枚中1枚だけ、何とか形に…

ビルトプレートから、剥がれかけたせいで、形がイビツ…

 

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ということは…

失敗の原因は初期レイヤーがビルトプレートに充分に定着してなかったということか?

この方式のプリンターは構造上、UVライトが下から当たるようになっているため、印刷物は重力に逆らって、ビルトプレートからぶら下がる状態になるため、ビルトプレートにしっかりと密着しないといけない…

ピックを縦向きに印刷する場合、接地面積が小さくなるため、広いブリムで面積を増やしてやる必要がある…

もちろん、対策済のハズだったが、まだ、不十分だったということか?

 

再度、挑戦するということで、今日の作業終了!

 

それにしても、レジンってのは強烈な臭い…

外でプリントするわけにいかないし…

日光で簡単に固まっちゃうからなぁ…

(カーテンを開けて作業したら、固まりかけた(^_^;))